ネット上での誹謗中傷で刑事告訴して慰謝料請求する場合

裁判

誹謗中傷とは?

ネット上には、さまざまな情報が掲載されています。インターネットが出始めて大きく代わったことと言えば、今まで情報の受け手だった人が情報の担い手になったことです。インターネットが出始める前は、情報を発信するのは、マスコミだけでした。テレビや新聞を通じて、情報を発信するのですが、その情報も一方的ですので、事実をねじ曲げて発信された情報も多いのです。ですが、インターネットが広まったことで、情報の発信者が増えて、マスコミの嘘などを暴き始めたのです。そういう点では、インターネットの存在はかなり大きく、意味がある物と言えるでしょう。ところが、そこには、大きな落とし穴があったのです。情報を発信すると言うことは、その情報には責任を持たなければならないということです。嘘の情報を発信するだけならまだいいですが、特定の人を誹謗中傷してしまうこともあります。誹謗中傷ではないと思っていても、相手が誹謗中傷だと感じたらそれは誹謗中傷なのです。

刑事告訴と誹謗中傷

この場合には、刑事告訴をされる恐れがありますので、注意が必要な所です。

では、もし自分が誹謗中傷をされたらどうしたらいいでしょうか。それには2つの方法があります。一つは、掲示板の管理人やホームページ・ブログの所有者に削除するように申し出ることです。もう一つは、削除依頼とともに刑事告訴をする場合です。前者の場合は、削除さえすれば問題ないですので、管理人や所有者にメールを送っておきましょう。たいていの場合は、メールを送ればすぐに削除をしてくれます。場合によっては手紙を送ることもできます。無料掲示板の場合は難しいですが、有料のレンタルサーバーを使っている場合にはサーバーの管理会社が個人情報を所持していますので、サーバー経由で手紙を送ることも可能です。

後者の場合、できればいきなり刑事告訴する旨の手紙を送ったり、訴状を送るのではなく、ワンクッション入れる必要があります。書いた方もそれが慰謝料請求につながったり刑事事件に発展すると思っていない場合も多いので、まずはこのまま書き続けると訴える旨の内容を送っておきましょう。

もし、それでもなんの変化もないときには、裁判をしてもいいでしょう。ただ、起訴するだけの証拠がないと検察官が起訴をしてくれませんので、証拠を集めるために先に民事訴訟をしてもいいでしょう。民事訴訟で慰謝料請求をして、そこで起訴するだけの十分な証拠を集める方法もあるのです。

刑事告訴は警察が受理しない可能性がありますから、民事訴訟でしっかりと勝訴し、証拠をかため、さらに刑事責任を犯人にとってもらうのがよいでしょう。